歯科技工士になるまでのステップは?気になる情報を詳しく解説します。

歯科技工士になるまでのステップ

歯科技工士を養成する学校へ入学する

歯科技工士になるためには、歯科技工士国家試験に合格することが必要となります。 受験資格を得るためには、高校卒業後、歯科技工士を養成する大学や短大・専門学校に入学しなければなりません。 受験資格として文部科学大臣または厚生労働大臣が指定する歯科技工士学校、歯科技工士養成所を卒業、またはその見込みがある人と定めています。 または外国の歯科技工士学校を卒業、外国で歯科技工士の免許を取得している人で、知識や技能を持っていると認められる人に受験資格があります。 歯科技工士の養成所は、厚生労働大臣や文部科学省大臣が指定した教育機関となり、国公立、私立の学校法人や歯科に関係する団体が設立して生徒を募集しています。 スムーズに歯科技工士になりたければ、歯科技工士専門学校へ入学することが一番近道です。 昼間部は2年間、夜間部は3年間のカリキュラムが組まれているので、働きながら夜間部に通う人も多いです。 4年制大学の歯科技工士課程では4年間学び、短期大学では2年間学びます。 歯科技工士の仕事は、ある意味職人のような技術が必要になりますが、それと同時に人間の身体に装着する器具を作るため医学的知識も必要です。 さらに歯科技工士国家試験にも合格を目指すため、効率良く勉強していかなければ国家試験突破が難しくなります。 歯科技工士国家試験の合格率は9割以上にもなりますが、合格者のほとんどが専門学校などに通っているため、勉強方法が重要だと言うことが解ります。

歯科技工士養成学校ではどのようなカリキュラムが組まれている?

養成施設の特徴は歯科技工士国家試験を合格することを一番の目標としており、その上で知識や技術の取得を目指します。 勉強内容は学科試験対策として一般的な教養から始まり、歯科理工学、歯科解剖学などの専門分野まで掘り下げていきます。 必須科目は8種類あり、有床義歯技工学、クラウンブリッジ補綴学、歯冠修復技工学、矯正歯科技工学、小児歯科技工学などの専門的なことを習得し、さらに咬み合わせに関する顎口腔機能学、歯科理工学、歯科技工士法を学びます。 歯科技工士国家試験では実地試験も行われるため勉強も必要ですが、技術も磨いておかなくてはなりません。 実地試験では年度や都道府県によって違いがありますが、主に人口歯の配列や、歯肉形勢、クラウンと呼ばれる歯の被せ物をワックスで作成するなど、一定水準の技術が要求されます。